足首の捻挫が
クセになるのはなぜ?
足首の捻挫は、一度なるとクセになりやすい

段差でグキッ、スポーツでのひねり——足首の捻挫(足関節捻挫)は、日常でもスポーツでもとても多いケガです。捻挫は、足首を支える靭帯が引き伸ばされたり切れたりして、関節の安定性が損なわれた状態とされています。
やっかいなのは、一度なると靭帯がゆるみ、足首が不安定になりやすいこと。そのまま放置すると、慢性的な不安定感や、いわゆる「捻挫ぐせ」につながることがあるとされています。だからこそ、捻挫を繰り返しやすい人の特徴を知り、再発を防ぐことが大切です。
当院がもとにしている公式の情報では、捻挫になりやすい方の傾向を大きく次の5つに整理しています。ひとつずつ、当てはまるかセルフチェックしていきましょう。
- スポーツ:ジャンプや急な切り返しが多い競技をしている
- 再捻挫:過去に足首をひねったことがある
- 筋力バランス:片脚立ちでぐらつく
- 柔軟性:しゃがむとかかとが浮く(足首が硬い)
- 履物:サポート力のない靴・すり減った靴を履いている
① ジャンプや切り返しの多いスポーツをしている

1つめはスポーツ愛好者のタイプです。バスケットボールやサッカーのように、ジャンプや急な方向転換が多い競技では、足首の捻挫のリスクが高まるとされています。
走っている最中の急な切り返し(カッティング)や、人とぶつかるコンタクトの場面では、足首に大きな力が一気に加わります。よく運動する方ほど、次に挙げる予防やケアをあわせて意識しておきたいところです。
② 過去に足首の捻挫をしたことがある

2つめは過去に捻挫の経験があるタイプです。足首は一度ひねると靭帯がゆるみやすく、再び捻挫するリスクは約2倍になり、慢性的な不安定性へ進むこともあるとされています。
「もう痛くないから大丈夫」と軽い痛みを放置せず、靭帯の回復と関節の安定を意識したケアを続けることが、再発予防につながるとされています。以前ひねったことがある方は、それだけで注意しておきたいタイプといえます。
③ 片脚立ちでぐらつく(筋力バランスが崩れている)

3つめは筋力バランスが崩れているタイプです。足首や股関節まわりの筋力が低下していたり、左右でアンバランスがあると、足首の不安定性を招きやすいとされています。
セルフチェック:目を開けたまま片脚で立ってみてください。大きくぐらついてしまう、長く立っていられない——そんな場合は、支える力が足りていない傾向があるかもしれません。
④ しゃがむとかかとが浮く(足首が硬い)

4つめは足首の柔軟性が落ちているタイプです。足首の動きが硬く、動く範囲(可動域)が狭いと、小さなひねりでも靭帯を傷めやすいとされています。
セルフチェック:足裏全体を床につけたまま、深くしゃがんでみてください。かかとが浮いてしまう、後ろに倒れそうになる——そんな場合は、足首が硬くなっている傾向があるかもしれません。
⑤ サポート力のない靴・すり減った靴を履いている

5つめは履物のタイプです。サポート力のない靴や、すり減った靴は、足首を不安定にしやすいとされています。
セルフチェック:よく履く靴の靴底を見て、片側だけすり減っていないか(片減り)を確かめてみてください。フィット感とサポート力のある靴を選び、古くなった靴を定期的に替えることが、足元の安定につながるとされています。
捻挫はくり返す。でも、足首は整えていける

いくつ当てはまったでしょうか。大切なのは数を数えて終わりにするのではなく、原因に合わせて予防していくことです。足首はケアやトレーニングで整えていける部位ともいわれています。日常でできる予防のポイントを整理します。
- 運動前のウォームアップ:必ず準備運動とストレッチを行う
- 痛めたときのRICE:安静・冷却・圧迫・挙上で早めに手当てする
- 靴選び:フィット感とサポート力のある靴を選び、古い靴は定期的に交換する
- 足元のトレーニング:バランス運動や足首まわりの筋力強化を取り入れる
- スポーツ時の保護:必要に応じてテーピングやブレースを使う
- 環境を選ぶ:不整地や濡れた路面でのランニングは避ける
当院では、問診や可動域のチェック、靭帯の状態を調べる検査などで足首の状態を評価し、固定・リハビリ・体外衝撃波といった手術をしない保存療法を中心に、段階的なアプローチを提案しています。自己流のケアで迷う前に、まず自分に当てはまる原因を知って対策することが、再発を防ぐ手がかりになります。足首の不安定感が続くときは、早めに専門家へ相談してみてください。
※強い痛みや腫れがある、体重をかけられないといった場合は、骨折などが隠れていることもあります。自己判断せず、早めに医療機関へご相談ください。効果や経過には個人差があります。
足首の不安定感が気になったら
何度も足首をひねる、以前より不安定に感じる——それは、ゆるんだ靭帯や足首の使い方のサインかもしれません。放っておくと再発や慢性化につながることもあります。気になる点は、無料カウンセリングでお気軽にご相談いただけます。
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