Column

朝の一歩目、
かかとがズキッとするのはなぜ?

▶ 動画で見る:かかとの痛みとセルフケア3つ(約26秒)
01Introduction

朝の一歩目、かかとがズキッとしていませんか?

ベッドサイドで足を床につけて座り、片方のかかとに手を当てている日本人女性の脚(顔は写っていません)

朝起きて最初の一歩、かかとがズキッと痛む。長時間立った後や歩き始めに、足の裏やかかとがズキズキする——そんな症状はありませんか。これは足底腱膜炎(足底腱膜症)のサインであることがあるとされています。

足底腱膜炎は、足の裏にある「足底腱膜(足のアーチを支える強い膜状の組織)」に炎症や変性が起こる状態です。かかとの痛みは大人に非常に多い症状ですが、原因は一つではなく、放置すると慢性化する可能性もあるとされています。

02Timeline

なぜ、かかとが痛むの?

オフィスで立ったまま作業をしている日本人女性の脚から下の様子(顔は写っていません)

かかとの痛みには、いくつかの原因が重なっていることがあるとされています。

  • 長時間の立ち仕事・運動:ランニングや立ち仕事などの繰り返し負荷により、足底腱膜にストレスがかかります。
  • 足の構造:扁平足(アーチが低い)やハイアーチ(アーチが高い)は、かかとへの負担集中につながることがあります。
  • 靴の問題:クッション性が低い・すり減っている・サイズが合っていない靴は、衝撃が直接かかとに伝わる可能性があります。
  • 急な体重増加・運動量増加:足への負担が急激に増えることが誘因になる場合があります。

足の構造の乱れは、かかとだけにとどまらないこともあります。膝・股関節・腰への負担につながることもあるとされているため、「かかとだけの問題」と軽く見ないことが大切です。

03First Step

自宅でできる3つのセルフケア

床に敷いたタオルの上に立ち、足の指でタオルをたぐり寄せている日本人女性の脚(顔は写っていません)

かかとの痛みは、気づいて早めにケアすれば改善が期待できるとされています。自宅で取り入れやすいセルフケアを3つご紹介します。

  • ①タオルギャザー:床に敷いたタオルを足の指でたぐり寄せます。足のアーチを支える内在筋を鍛える、一般的な足指運動です。
  • ②タオルストレッチ:足の裏にタオルをひっかけ、ゆっくり手前に引いてかかととふくらはぎを伸ばします。
  • ③インソール:足のアーチを支えるインソールを靴に入れることで、足底腱膜への負担軽減が期待されます。まずは市販のものから試してみるのも一つの方法です。

それでも痛みが続く場合や、長時間座った後の立ち上がりでつらい場合は、自己判断で様子を見続けず、早めの相談をおすすめします。

04Our Approach

セルフケアで改善しない場合は

靴にインソールを入れている日本人女性の手元と足元(顔は写っていません)

当院では、痛みの程度や原因に応じて、保存療法を中心とした治療をご提案しています。

  • 装具療法(オーダーメイドインソール):衝撃吸収とアーチサポートにより、足底腱膜への負担軽減が期待されます。
  • 体外衝撃波療法(ESWT):難治性足底腱膜炎と診断された場合、保険適用で実施可能です。
  • ステロイド注射:炎症が強い場合に、慎重に適応を判断します。

保存療法で十分な改善が得られない場合は、足底腱膜部分切離術などの外科的治療を検討することもあります。40〜60代・立ち仕事の方・ランナー・扁平足やハイアーチの方・体重増加があった方・ふくらはぎが硬い方は、かかとの痛みが起こりやすいとされています。

※症状や原因の見極めには診察が必要です。治療法の適応は診察によって判断されます。効果や経過には個人差があります。

05Reservation

かかとの痛みを我慢していませんか?

かかとの痛みは、あなたの足に負荷がかかっているというサインです。一時的に痛みを抑えても、原因を解消しない限り再発することもあります。セルフケアを続けても改善が見られない場合は、早めに専門医へご相談ください。

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