朝の一歩目、
かかとがズキッとするのはなぜ?
朝の一歩目、かかとがズキッとしていませんか?

朝起きて最初の一歩、かかとがズキッと痛む。長時間立った後や歩き始めに、足の裏やかかとがズキズキする——そんな症状はありませんか。これは足底腱膜炎(足底腱膜症)のサインであることがあるとされています。
足底腱膜炎は、足の裏にある「足底腱膜(足のアーチを支える強い膜状の組織)」に炎症や変性が起こる状態です。かかとの痛みは大人に非常に多い症状ですが、原因は一つではなく、放置すると慢性化する可能性もあるとされています。
なぜ、かかとが痛むの?

かかとの痛みには、いくつかの原因が重なっていることがあるとされています。
- 長時間の立ち仕事・運動:ランニングや立ち仕事などの繰り返し負荷により、足底腱膜にストレスがかかります。
- 足の構造:扁平足(アーチが低い)やハイアーチ(アーチが高い)は、かかとへの負担集中につながることがあります。
- 靴の問題:クッション性が低い・すり減っている・サイズが合っていない靴は、衝撃が直接かかとに伝わる可能性があります。
- 急な体重増加・運動量増加:足への負担が急激に増えることが誘因になる場合があります。
足の構造の乱れは、かかとだけにとどまらないこともあります。膝・股関節・腰への負担につながることもあるとされているため、「かかとだけの問題」と軽く見ないことが大切です。
自宅でできる3つのセルフケア

かかとの痛みは、気づいて早めにケアすれば改善が期待できるとされています。自宅で取り入れやすいセルフケアを3つご紹介します。
- ①タオルギャザー:床に敷いたタオルを足の指でたぐり寄せます。足のアーチを支える内在筋を鍛える、一般的な足指運動です。
- ②タオルストレッチ:足の裏にタオルをひっかけ、ゆっくり手前に引いてかかととふくらはぎを伸ばします。
- ③インソール:足のアーチを支えるインソールを靴に入れることで、足底腱膜への負担軽減が期待されます。まずは市販のものから試してみるのも一つの方法です。
それでも痛みが続く場合や、長時間座った後の立ち上がりでつらい場合は、自己判断で様子を見続けず、早めの相談をおすすめします。
セルフケアで改善しない場合は

当院では、痛みの程度や原因に応じて、保存療法を中心とした治療をご提案しています。
- 装具療法(オーダーメイドインソール):衝撃吸収とアーチサポートにより、足底腱膜への負担軽減が期待されます。
- 体外衝撃波療法(ESWT):難治性足底腱膜炎と診断された場合、保険適用で実施可能です。
- ステロイド注射:炎症が強い場合に、慎重に適応を判断します。
保存療法で十分な改善が得られない場合は、足底腱膜部分切離術などの外科的治療を検討することもあります。40〜60代・立ち仕事の方・ランナー・扁平足やハイアーチの方・体重増加があった方・ふくらはぎが硬い方は、かかとの痛みが起こりやすいとされています。
※症状や原因の見極めには診察が必要です。治療法の適応は診察によって判断されます。効果や経過には個人差があります。
かかとの痛みを我慢していませんか?
かかとの痛みは、あなたの足に負荷がかかっているというサインです。一時的に痛みを抑えても、原因を解消しない限り再発することもあります。セルフケアを続けても改善が見られない場合は、早めに専門医へご相談ください。
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